1 活動目標

 本会の目的である、母子保健における児童虐待予防に関する人材育成を図るとともに、有効な人材育成について研究を行うために、活動しました。
 2023年度は、現場のニーズに沿った3回の研修会を開催したほか、キックオフ研修会「世界から学ぶ虐待予防」をベースに作成した「これからの子ども虐待予防活動にエールを贈る~小林美智子先生講演録~」を活用した自主学習会の開催に取り組みました。
 6年目となる本会の活動内容を周知する機会を増やし、新規会員の開拓のための方策について検討しました。

2 活動内容

(1)総会 7月17日(月)13:00~13:30  参加者21名

 意見・質問はなく、すべての議案は承認を得ました。

(2)役員会、運営委員会の開催  4回 4月16日、9月4日、12月6日、2024年2月18日

 オンラインによる実施とし、議事録についてはメールを活用し、役員および運営委員へ情報提供し、共有を図りました。

(3)研修会の開催 (2・3回目はオンライン開催) 
日時・会場内容講師参加者数
7月17日(月)14:00~16:00ウイリング横浜901会議室BEAMS(医療機関向け虐待対応プログラム)研修~医療機関連携と母子保健活動への期待聖マリアンナ医科大学小児科助教栗原 八千代氏50名(会員40名、非会員10名)
11月12日(日)13:30~15:30養育者の社会的孤立・孤独への支援を考える~母子保健からの児童虐待予防に向けて~横浜市立大学大学院医療研究科 地域看護学分野教授 有本 梓氏53名(会員29名、非会員23名、学生1名)
2024年2 月 18 日(日)13:30~15:30虐待予防に活かす母子保健~保健師の姿勢と支援~とよたまこころの診療所  鷲山 拓男氏64名(会員35名、非会員28名、学生1名)
(4)講演録を活用した自主学習会の開催

 横浜市
  7月3日 (月)17:30 ~19:30(会場;南区役所、参加者;11名)
  2024年3月4日 (月)17:30 ~19:00(会場;中区役所、参加者;8名)

 神奈川県
  9月18日(日)13:30~16:00(会場;海老名市文化会館;15名)

 小林美智子先生の講演録を用いた自主学習会を開催し、信頼関係の構築や虐待予防の支援について意見交換を行いました。

(5)会員相互交流会の開催 年間2回

 学会参加補助 日本乳幼児精神保健学会(12月2日、3日)会員5名に補助
 参加会員からの報告会の開催は実施しませんでした。※本日の総会にて報告予定。

(6)新規会員開拓のための、広報・啓発活動

  ホームページや研修、自主学習会などの場を活用し、広報・啓発活動を継続実施しました。
 

(7)関係団体との連携 随時

 研修会の開催について、役員・運営委員の各所属機関に加えて、全国保健師長会、東京法規出版地域保健WEB、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会、横浜市立大学児童精神科の皆様に周知のご協力をいただきました。

(8)調査「神奈川県内看護職の児童虐待予防に関する活動の実態把握」の実施

 実施しませんでした。

(9)その他 横浜市瀬谷区からの依頼による講師派遣
日時・会場内容講師参加者数
11月6日(月)15:00~16:30 瀬谷区公会堂瀬谷区児童虐待防止啓発講演会 「子育て家庭をみんなで支える」社会福祉法人幸保園理事長 高橋ゆきえ KanaCap顧問123名

→ 2022年度 活動報告